HP(ヒットポイント)理論を信じていたあの頃。
子供の頃、ゲームが好きでした。
特にRPG(ロールプレイングゲーム)が大好きでした。
有名どころではドラクエとかFFとかですね。
ストーリーが好きでした。
冒険が大好きでした。
めんどくさいのでレベル上げはあまりしませんでした。
ボスにギリギリのレベルでツッコんでいくタイプです。笑
行き当たりばったりな性格は昔からだったようです(;・∀・)
ロールプレイングゲームを通して、HP(ヒットポイント)の概念を学びました。
HPとは
HPは生命エネルギーとほぼ同義です。
敵の攻撃を受けると減ります。
毒の沼やトラップの上を歩くと減ります。
HPが0になると死にます。
仲間全員のHPがゼロになるとゲームオーバーです。
HPの回復
一度減ってしまったHPは
宿屋で休むと回復できます。
薬草などのアイテムで回復できます。
ホイミやケアルなどの回復魔法でも回復できます。
HPの最大値
HPには最大値があります。
レベルが上がると最大値が増えたりします。
でもその最大値にもたいていは上限があります。
リアルな世界とHP理論
テレビゲームではない、リアルな世界でもHP理論は適用されるものだと信じて疑わずしばらく生きていました。生命エネルギーというものは使えば使うほど減り、休んだり、何か回復の手段を使わなければ回復できないものなのだと。
しかし、今はHP理論を信じていません。
HP理論は幻想でした。
例えば、心が曇って鬱々としているときにゆっくり休めば必ず元気になれるでしょうか?
例えば、夢と実現したいことに溢れた青年が毎日活動的に行動したとして、そうそう簡単に疲れて倒れてしまうでしょうか?
もちろん身体は使うほどに肉体的疲労は蓄積します。
だけど体力的にはしんどくても何が何でもやらなければならないことがあるときは、それを行うエネルギーというのは湧いてくるものです。
そう、生命エネルギーは「やりたいこと」「必ずやると決めたこと」があるときにどこからか湧いて出てくるものなのです。
例え何がどうなっても、何を捨てて失っても、それ(=やりたいこと)だけはやり遂げる!!
そう心を決めることさえできれば、大抵のことは達成できると思ってます。
ただ何かをやり遂げたからと言って、それが幸せにつながるかどうかは別問題ですけど。
やっぱり結局は「何をやりたいか」「人生で何を実現したいのか」ということだし、もし精神的な幸せを望むならやりたいことと自分がどうなったら幸せかをひもづけるのが大事だと思います。
なんかいつもここに戻ってくるんですがw
何年も前にほぼ同じレベルまで考えていたのですが、その後何年もずっとこの先に進めませんでした。がんばれば何でもできるような気がするのに、肝心のがんばりたいものが何もなかったんです。
不毛な時を過ごし続けましたw
でも不毛だからと言って無駄な時間だったとも思っていません。きっとそれはそれで必要な時間だったのだと思います。
今は少しだけやりたいことがあります。
特に人に誇れるような特別なものでもないし、なんでそこに心がときめくのか自分でもよくわかりません。だけどある日それは現れて少しずつですがそちらの方向に進んでいます。
最近、毎日楽しいです。
もし今、何か特別やりたいことがない人も、別にあせることはないと思います。
ちゃんといつかは見つかるものですから。
もしどうしても「やりたいことが見つからない自分」を好きになれない人がいたら、岡本太郎の『自分の中に毒を持て』という本をオススメします。
きっと勇気をもらえるはずです。
本はたくさん読みましたが、この本は僕の中で特に大切な一冊です。
自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫)
- 作者: 岡本太郎
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 1993/08/01
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